EdTech x Ecosystem 教育と働き方にパラダイムシフト をもたらす “PlayGround”

2021/12/01
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EdTech x Ecosystem  教育と働き方にパラダイムシフト をもたらす “PlayGround”

種市 隼兵

株式会社Shinonome 

代表取締役、CEO

出身地
東京都
現住所
東京都、長野県、広島県

キャリアサマリー

 1993年生まれ、東京理科大学理工学部情報科学科卒。
 学部1年時からスタートアップのコアメンバーとしてエンジニアとして働き、旧帝大新卒を対象にしたブートキャンプのテクニカルコーチを務める。これらの経験をもとに、学内システムの改善を目的としたエンジニアギルドを組成。クリエーターの育成基盤を整え、タレントシェアリングのエコシステムを構築。
 マサチューセッツ工科大学が提供している経済発展を目指した教育プログラム、MIT REAP@東京理科大学のモデルケースとなり、ハッカソンやビジコンでの優勝をきっかけに東京理科大学ベンチャーキャピタルファンドから出資を受け学部4年時に株式会社Shinonomeを創業。今に至る。

1.現在のDX業務の内容

 私たちは大学内に無料で学べる教育機関を設置し、学生が将来のために最新のITトレンドを勉強しながら給料をもらい、研究開発やシステム開発などといった分野でアウトプットを出せるような場を提供しております。知識と技術が循環するエコシステムが構築されており、時が経つにつれより優秀な学生が生まれます。
 特に地方において、学生の実戦経験の場の少なさと、地理的な機会損失は暇を持て余す学生が生まれる大きな問題になっています。私たちは学業のために4年間以上その場にとどまる学生の特性を生かし、新しい事を始めたいが、頼める企業が近場にいない地場産業のペインを解決する仕組みを提供しております。
 エコシステムが一巡すると、その後は私たちが手を差し伸べずとも優秀な学生が輩出される文化がその地域に根付きます。私たちは、この仕組みを用いて「環境のせいで選べなかった後悔」をなくし、全人類が革新的な夢を実現できる文化を創ります。

2.サービス概要

 弊社のコミュニティPlayGround(プレイグラウンド)は、世の中に革新を起こすテクノロジー存在の「巣」です。大学で享受できる網羅的な知識と社会で求められる実践的な技術のギャップを解消するべく、全国の大学や自治体と連携し、学内やその周辺に無料で学べる教育機関を設置し、学生を対象に成長・挑戦の機会を提供しています。大学院に進学せず、企業就職をする学部生は全体のおよそ9割になります。実践的な技術を多くの人が求めているのとは裏腹に、2,3年でITトレンドが変化している昨今の状況では、満足に知識を身に付ける環境が大学側で用意できないのが現状です。
 私たちは、学力だけでは測れない学生の潜在能力と、大学それぞれが持つ悩みを解決するために間を取り持ち、社会と学生の間の溝を埋める潤滑油として機能します。

3.サービスの強み

 サービス「プレイグラウンド」を通じて、学生に教育経験を提供します。私たちは、技術を持ったエンジニアを育てることだけが目標ではありません。技術は当然有した状態で、さらには社会で求められる考え方やスキルも同時に身に付けた学生を育成します。企業が新卒研修で行うような社会的なスキルを含めた技術や知識の教育を大学入学時から行い、4年(以上)かけて、屈強なエンジニアを育成します。
 コミュニティに所属する学生は、将来に必要な知識や技術をクライアントとのプロジェクトを通して学びながら、金銭的な報酬も受け取ることができます。

4.達成感を得た体験

 この5年間様々な手を尽くし教育カリキュラムのブラッシュアップを行いました。その結果、学生の手だけで数千万円規模の案件をこなせる様になり、どこに出しても恥ずかしくない即戦力人材を育てられるようになりました。
その彼らが卒業し職につき、メガベンチャーや研究所で優秀な成績を残したことや、副業パートナーや案件を依頼するクライアントとして連絡をいただけるようになった昨今、やってきてよかったなと改めて感じました。学生が進級し、エコシステムがうまく機能し始めるまでの4年間は無償で教育することにコミットしなければいけない環境での事業経営でしたので、ようやく報われてきたなという所感です。

5.今後の展開・ビジョン

 私たちはコミュニティをデザインし、文化を創る力を身につけてきました。
 今後の展望として、コミュニティを経済圏に昇華させるという事を目指しています。教育的投資と伝搬、また彼らの人生の足跡になるオンチェーンプラットフォーム。将来に時間を投資する意欲のある学生のために、キャリアと衣食住に困らない仕組みを作っていきます。

6.会社のリンク・SNSなど

株式会社Shinonome:https://shinonome.io/

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