AI+BPOで紙証憑をデータ化

2021/11/09
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AI+BPOで紙証憑をデータ化

君島 寿章

株式会社クラビス  

取締役

出身地
東京都
現住所
東京都

キャリアサマリー

 ソフトウェア会社での営業を経て、2015年株式会社マネーフォワード社に入社、BtoB向けのカスタマーサクセスを担当。2018年に、マネーフォワードグループの株式会社クラビスに参画し取締役に就任、セールスとマーケティングを管掌。

1.現在のDX業務の内容

 クラビスでは、AIを組み合わせた独自のOCRソリューション(AI OCR)とベトナムでのBPOを組み合わせることで紙の証憑をスキャンするだけで会計データに変換できる、自動記帳サービス「STREAMED」を展開し、経理のDX化を支援しています。経理業務は、請求書や領収書などの紙の書類が多く発生するため、紙を見ながら1枚1枚会計ソフトに手入力をすることが当たり前になっていました。経理業務は専門性が高く外注が困難だと言われていた領域ですが、AI OCRというテクノロジーとベトナムでのオペレーター入力のBPOにより、経理業務の手作業を削減し、DX化を推進しています。

2.サービス概要

 自動記帳サービス「STREAMED」を提供しています。「STREAMED」は、領収書や請求書など紙の証憑をスキャンするだけで会計データに変換できる、経理の記帳業務の自動化に特化したサービスです。AI OCRとオペレーターによる入力補正作業によって、手書きの領収書でも99.9%正確にデータ化でき、国内の主要な会計ソフト形式でデータを出力できます。データは、1営業日以内に正確な会計データ(=仕訳)を画像とセットで納品が可能です。また、税率ごとに分けてデータ化するため、軽減税率を含むレシートにも対応できます。
※ 2021年の確定申告時期における納品実績に基づく自社調べ

3.サービスの強み

・正確性
 AI OCRだけではなく、BPOを通じて人の目を通したの確認を挟むことで99.9%正確にデータ化します。

・スピード
 1営業日というスピードでデータ化します。

・日本の主要会計ソフトと連携
 日本の主要会計ソフトと連携しており、会計ソフトを切り替えることなく利用できます。

4.達成感を得た体験

 クライアントの経理入力作業を受託している会計事務所様に「STREAMED」をご利用いただいた結果、記帳業務の入力時間を約6割も削減することができました。こうした作業時間の削減により、業務が効率化され、人手不足の解消になったというお声や、本来やるべき業務に集中できるようになったというお声をいただいています。

5.今後の展開・ビジョン

 AI OCRとBPOによるオペレーターによる入力補正を組み合わせた正確なデータ化技術を通じて、紙の証憑に対応し、データ化が可能な範囲を拡大していきたいと考えています。これにより、バックオフィスで非効率の要因となる紙の証憑に関する課題を解消します。

6.会社のリンク・SNSなど

サービスサイト:https://streamedup.com/

note:https://note.com/klavis/