クラウド型債権管理システム「マネーフォワード クラウド債権請求」の開発、提供を通じて、法人の売上計上、及び債権管理業務のDXを支援しています。
　最近は事業の幅が広がり、日本中でさまざまなビジネスが生まれています。それに伴い、売上や債権の管理も段々と煩雑になってきています。そして新しい収益認識基準が出てきたり、2023年10月にはインボイス制度が開始されたり、法制度も大きく変化しています。
　これらの変化に柔軟、かつ最小限の労力で対応し、お客様のビジネスの成長を大きく後押しできるような支援を心がけています。

　「マネーフォワード クラウド債権請求」は、契約締結から会計へ仕訳を連携するまでの一連の業務を行える、クラウド型の債権管理システムです。契約内容をもとに売上仕訳を作成して計上。請求書を作成、社内承認を経てからお客様へ送付。入金があれば、その都度、もしくは月末にまとめて消込ができます。もちろん現時点の売掛金や前受金の残高、督促するべき請求書の確認など、債権の管理も簡単に行えます。
　特に近年流行りのサブスクリプションビジネスの導入で管理が煩雑になりがちな売上の期間按分計上や前受金の管理なども簡単に行えるようになっています。

①業務全体を1つのシステムで管理できる
　従来の債権管理システムでは、イレギュラーな対応や新しいビジネスに対応できず、どうしてもExcelなどを組み合わせて業務フローを組まざるを得ないことがありました。
　その一方でマネーフォワード クラウド債権請求は、全ての業務を1システムで行えます。システム間の齟齬や、どのシステムのデータが最新かなど、情報管理などの課題がなくなります。

②CRMや会計ソフトとのシームレスな連携
　債権請求業務の前段階のフローで利用するCRM(顧客管理)システム、及び後のフローで利用する会計システムとシームレスに連携します。
　ボタンを1クリックするだけで受注情報をSales ForceなどのCRMから取り込み、仕訳を会計システムに連携することができます。この手続きの間でExcelを挟んでデータを加工する必要などはありません。

③サブスクリプションビジネスの管理に最適な機能群
　売上の契約期間分の按分、前受金の管理など、契約期間があるサブスクリプションビジネスの管理に役立つ機能が多くついています。
　例えば、料金を先払いで受け取り、それを月次で取り崩して売上計上していくような前受金処理も、全て自動で行われます。カスタマイズなどで独自のシステムを作るコスト、保守するための工数、煩雑な月次業務はなくなります。

　サブスクリプションビジネスで困りがちな前受金の管理をうまくできるようなシステムはこれまで存在していませんでした。この課題をどう解決するか、ベトナムの開発メンバーと数多くの議論を重ね、開発した機能をお客様に紹介したところ、「これまで手作業でやっていたことがこんなに簡単になるなんて、感動しました」とのお言葉を頂戴しました。
　お客様の課題をきちんと理解し、そしてそれを解決できるようなソリューションを作り上げることができたことを実感でき、非常に大きな達成感を感じた瞬間でした。

　債権管理は非常に奥が深く、それゆえに課題が非常に多く発生しやすい業務です。
　これからも使っていただいているお客様からのフィードバック、そしてまだまだ数多くある課題をベースに、一つずつソリューションを提供していきます。
　お客様の課題を漏れなく網羅的に、そして最善の方法で解決できる、そんなプロダクトを目指しています。